来週にでもFDA(アメリカ食品医薬品局)から、未成年へのVapingへの悪影響を緩和するための施策が発表されると言われております。
その中身で現在分かっているのは以下です。
- 実店舗(コンビニ、タバコ屋)において、いくつかのフレイバーを除いては販売を禁止すること
- オンライン販売において年齢確認のプロセスを強化すること
背景としては、高校生などの未成年において、本来違法であるニコチンVapeの利用が75%も今年度増加しており、もはや看過できないレベルまできているということがあります。(参照:FDA chief calls youth e-cigarettes an ‘epidemic’)
ではどのようなフレイバーが影響を受ける、もしくは受けない、ということですが、現状言われているのは
- ミント(メンソール味)は影響を受けない
- タバコ味については不明
- フルーツ味、お菓子味は影響を受ける
という括りになっております。1はすでに紙タバコで存在しているため、紙タバコに競争上優位を与えないためと言われており、また3はまさにティーンネイジャーへの精神的ハードルを下げると悪名高いこともあって禁止されます。
上記を受けてのアメリカ一般市場への影響
上記を受け、JUUL Labs社では以下のことが決定されていると言われております。
- マンゴー、キューカンバー、フルーツ、クリームの味は実店舗では販売(卸販売を)しない
これに伴い、すでに流通している上記フレイバーはプレミアムが付き始めています。中には普段の小売価格の3倍で売っている店舗もあると噂がでています。
Japan Vaporへの影響
一番皆様にご興味があるのが、じゃあ弊社はどうなんだ、ということです。
弊社はアメリカの法人でありながら、アメリカ国内には一切販売せず、海外にのみ販売しております。よって、アメリカ人の健康を管理するFDAからすると興味の無い対象となります。
とはいえ、実際には仕入れ行為をアメリカの卸業者からしており、そこの影響を弊社は受けざるをえません。そして、分かっているのは、このFDAのリークされた結論を受けて、マンゴー味の仕入れ価格が上がりました。。
いま時点では吸収できそうな範囲ではありますが、今後マンゴーの流通総量が制限された場合は、一部のフレイバー(フルーツ系、スイーツ系)に関しての値上げはありえるかもしれません。ただ、現時点ではなんとも言えないのも正直なところです。
また、年齢確認ついては、弊社では原則クレジットカードもしくはPaypalがないと購入できないのでその時点である程度の年齢フィルタリングはできているとは思いますが、アメリカ法人として今回の影響を受けることはありえます。
その場合は、免許やパスポートなどの年齢が確認できるものを何かしら提出いただくことをお願いすることがありえますが、これ自体は弊社での作業が膨大に増えるため、極力避けたいとは思っております。。。
いずれにせよ、一部のフレイバーが影響を受けたのは残念ではありますが、当初噂されていた「完全販売停止」でもないので、その意味では引き続きJUULなどを始めとした商品を販売できるのは大変うれしいことです。
いま若干、国民の感情論として「JUULが悪」となっている感が否めませんので、数ヶ月もしたら落ち着くとは思っております。
来週の発表の際にはまたここで状況を皆様に共有していきたいと思っております。今後ともJapan Vaporをよろしくお願いいたします。