本日、JUULの販売製造元であるJUUL Labsから、FDAの指摘を受け、以下の文面が発表されました。
https://newsroom.juul.com/juul-labs-action-plan/
要約しますと以下のようになります。
- JUULは本来成人の紙タバコの代替として開発されたものであり、未成年のタバコ(ニコチン)への入り口を誘導するものであってはならない
- 当初から未成年の利用は想定していなかったが、その意図だけでは不足であり、数字として無視できないレベルまで未成年へ浸透している
- そしてこの状況を打破するためのアクションプランを実行するときがきた
ではその実効策とはなにか。以下にまとめていきます。
フレイバー付きPodについて
- フレイバー付きPod(キューカンバー、マンゴー、クリーム、フルーツ)については、全米の9万店舗から販売を停止する
- これに伴い、上記4フレイバーの小売業からの注文は受付を中止する
- フレイバー付きPodに関しては、自社販売サイトのjuul.comのみでの販売に限定し、なおかつより厳密な年齢認証システムを導入する
- あわせてデバイスおよびPodの月次の販売数上限を設ける
- 年齢認証については、身分証の提出、さらにはリアルタイムな顔認証などの最新技術を導入予定
小売店について
- 店頭においては、バージニアタバコ、クラシックタバコ、ミント、メンソールの4種類のみを販売
- 年齢確認をしているかの確認をすうために、毎月2千件以上の覆面調査を実施予定
- 非正規な流通の撲滅
- Amazon、Ebay、Alibabaなどのサイトにおいて、非正規な流通で販売されている商品の取り締まりの強化
ソーシャルメディアについて
- アメリカにおけるInstagram、Facebookなどのソーシャルメディアの廃止
- YoutubeやTwitterなどは利用目的を限定し継続
将来的な展望
- マンゴー、キューカンバー、フルーツ、クリームに関しては、JUUL Labsが定める年齢認証システムを準拠できる小売店にのみ販売する
- 店頭であればIDのスキャンなどを行うこと
- IDに応じて購入数量を制限すること
- 最新の技術を導入することにより、JUULの利用を監視制限していく
- シリアルナンバーにより、販売元を追跡できる仕組みの開発
- Bluetoothを利用して利用制限を行える仕組みの開発
- 新デバイスはアメリカ以外の国でまず導入し、今後はFDAと歩調をあわせながらアメリカでの導入を検討していく
以上がJUUL Labsからの発表の意訳です。
Japan Vaporとしての対応について
一番皆様に重要なのは弊社のJapan Vaporとしてどうしていくことかと思います。
数日前にTweetしていきましたが、今回の発表前からすでに卸業者にはマンゴーが仕入れられなくなるという情報がはいっており、それにともないフレイバー付きJUUL、特にマンゴーの仕入れ値が高騰しております。今日電話したら、二日前よりさらに上がっていました。
正直、今後仕入れるものについては、今の$18は実現できません。
当面は弊社で在庫がある分までは引き続き今のお値段で提供させていただきますが、1週間程度でいまの在庫がなくなったタイミングで値上げをするか、値上げをしたとしても、いずれ仕入れることができない状態になることが予想されます。
上記のJUUL Labsからの発表があったように、年齢認証をきちんと導入すれば販売できることが分かっておりますので、弊社としてはそれにいち早く適応することを目指していきます。それにより、皆様に一日でも早くマンゴーをはじめとしたフレイバーをお届けできるようにしていきたいと思っております。
同時に、今回の対応はあくまでもJUUL Labs社という一企業の対応であり、法律が変わったわけではありません。つまり引き続きJUUL互換Podなどは現時点では影響をうけないと聞いていますので、例えばマンゴーであればZiiPやEonSmokeなどのブランドは継続して販売していく所存です。
せっかくJUULに乗り換えていただいた皆様には、長くJUULを使っていただきたいと思っておりますので、今後も企業努力を重ね、一日でも早く正常にJUUL純正のマンゴーを販売していけるようにしていきたいと思っております。
皆様にはご不便をおかけしますが、今後ともJapan Vaporをどうぞよろしくお願いいたします。