
米国FDAにおけるJUULを始めとする電子タバコ業者への警告などの背景、および弊社の見解について
アメリカでたばこ規制当局であるFDA(アメリカ食品医薬品局)が今月のはじめ、JUULをはじめとする各社に対して、以下の警告を今月始めに出しました。
- 電子タバコ業者5社に対して、60日以内に10代による電子タバコ使用回避の計画の提出の指示
- 計画の有効性によっては、フレーバー付き電子タバコの販売禁止の示唆
電子タバコ業者以外にも、電子タバコを販売する小売店(コンビニなど)にも警告状を発しています。
背景
背景として、アメリカにおいてJUULなどの電子タバコ(Vape方式のもの)が爆発的に浸透してしおり、特に本来違法である未成年の利用が広がっているからです。
さらに、未成年はこれらの電子タバコが「ニコチンを含んでいる」ことを認識せずに使っている場合が多く、社会問題になっております。
そこでやり玉に挙げられているのが、特にフレイバー名であり、たとえばJUULの人気フレイバーの一つである「フルーツメドレー」などポップな名前が該当します。
JUULの製造元であるPax Labはこの問題に真摯に対応しており、また、そもそものマーケティング活動で未成年をターゲットにしたことはなく、あくまでも大人向けの紙タバコの代替えとして訴求してきていることを主張しております。また、未成年が吸わないように、各種施策やキャンペーンに億円単位の費用を今後つかっていくことをコミットしております。
とはいえ、最悪の場合、JUULなどの電子タバコがFDAより販売停止になる可能性があるのも事実です。
弊社の見解について
弊社としての見解は、実際に販売停止になる可能性は相当低いと考えております。
JUUL(Pax Lab)社のすぐに見える対応としても、以下のようなことをしております。
- JUULpodのパッケージの変更に伴い、ニコチンを含むことを箱に大きく明示
- 今後、一部フレイバーの名称が変わります。
- クールミント → ミント
- フルーツメドレー → フルーツ
- クリームブリュレ → クリーム
- クールキューカンバー → キューカンバー
- クラシックメンソール → メンソール
もちろん、これだけでは不十分であり、今後はアメリカ国内でももっと多くのキャンペーンなどがあると思っております。
実際にJUULなどのVaporを停止すると、紙タバコへ戻る人がいる可能性もあり、それではより大きい健康被害が考えられます。
上記の事項を勘案すると、実際にVapingを全停止するのはないとは思っております。もしかしたら、一部のフレイバーは見せしめの意味も含めて販売停止になることはありえるとは思います。
とはいえ、万が一完全販売停止の発令が来てしまったら、それに従うわけですが、なるべくお客様の皆様には影響がないように、企業努力をするのみです。もちろんそれに乗じて値上げなどは断固しないように考えおります。
また、続報などありましたらここで定期的に報告させていただきます。
今後ともJapan Vaporをどうぞよろしくお願いいたします。