アメリカの電子タバコの規制における報道について

September 13, 2019
アメリカの電子タバコの規制における報道について
公開日  更新日  

Japan Vaporです。

ここ最近アメリカでトランプ大統領が電子タバコを規制する、といった類の報道がでておりますので、一旦弊社から状況を説明するのとあわせて、今後起こりうることをまとめたいと思います。

 背景

去年あたりからアメリカでは未成年者のVapingが問題となってきておりました。未成年がVaping商品がニコチンを含むものとして認識しないで使用していたり、またその中毒性が社会生活に影響を与える、というのが主な論点でした。その際に指摘されていたのがフレイバーやその名前の問題であり、フルーツの名前やお菓子の名前は特に未成年を誘惑しているとのことでFDA(米食品医薬品局)からJuul Labs社を始めとする数社に対して行政指導がでました(詳しくは弊社のこの記事をご覧ください)

それに伴い、Vaping業界で最大手のJuul Labsはマンゴー味、フルーツ味、クリーム味、キューカンバー味などの廃止を行いました(詳しくは弊社のこの記事をご覧ください)

そしてここ数か月において、Vapeを利用することによって死亡したという例が複数報告され、トランプ大統領が対応に乗り出した、というのが一連の流れです。

現状分かっていること

アメリカ国内での議論において、「Vape」ということで一括りされておりますが、実際には色々なVapeが混同されて報道されているきらいがあります。

実際に不幸にも死亡された方々がどのようなVapeを使っていたかはまだはっきりとしていないようですが、実はJUULのようなポッドタイプではなく、自身で液体を入れるタイプを利用していたのではないか、と言われております。

つまり、自身でリキッドを混ぜて作る際に、海外製の粗悪製品を使っていて、それが結果的に死亡につながったのではないか、という声もあります。

とはいえ、今のアメリカの世論において、JUULを含めたPod型Vapeが影響を受けるのは必須かと思います。死亡例だけではなく、未成年のVaping率が引き続き上がっているのをPandemicとして定義しているレベルです。実際に、ミシガン州は味や香り付きのVapeを州単位で禁止したり、サンフランシスコ市も(Juul Labsの本社があるのですが。。)市内での販売を禁止しました。

今回トランプ政権がするといわれているのは

・味や香り付きのVapeの撤廃

だといわれております。問題はこの「味」の定義ですが、いま言われているのはフルーツ等の味のみならず、「ミント」や「メンソール」も含まれるといわれております。これが昨年のFDAの施策との決定的な違いです。前回はミントとメンソールは味付きの範囲内に入っておりませんでした。

もしそうなった場合には、弊社でも取り扱っているJUUL純正のミント、メンソールはなくなり、純正はバージニアタバコとクラシックタバコの2種類だけになるかと思われます。

 

Japan Vaporにおける想定される影響

まず、ミントやメンソールが禁止の範囲に含まれるとすると、マンゴー味やフルーツ味と同じようにディスコンされると思いますので、弊社で仕入れることは難しくなるかと思います。

また、Eonsmokeや4Xなどの互換Podといわれているブランドのマンゴー味なども市場に出回らなくなるかと思います、

つまり、タバコ味(バージニアタバコ、クラシックタバコ等)のみ残り、それ以外のものはブランドに関わらず販売終了になる可能性は高いです。

とはいえ、規制することによりブラックマーケットが生まれ、より一層悪質な品質のものが出回ることも危惧されるため、本当にそこまでやるかは未知数です。

さらに。どのような法律になるかわからないですが、弊社のようにアメリカ国内に法人がありつつも、アメリカ国外にしか販売していない場合は規制の対象外になるかと思います。

よって、弊社できちんとした会社から仕入れさえすることができれば引き続き販売はある程度できるのではないかと思っておりますので、現状はその方向性で検討しております。

 

最後に。

BBCのこの記事などは分かりやすくまとめてありますので、ご興味のある方は是非あわせてお読みください。

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